2024/06/22

夜という暗闇を過ごすことになっている私たち

私たちはたまたま、宇宙の中の地球に生まれ、太陽の影響で昼と夜を過ごす生きものとして存在している。


人はいつからか、夜に昼を伸ばしはじめ、暗闇に浸る時間を減らしていった。ときに生きやすくするために、ときに幻を追いかけて。


夜は、暗い。暗・闇に含まれる音の形は、視覚によらないという意味合いがある。この視覚によらない時間が、毎日欠かさず訪れる環境のもと、命として生まれたのである。


その暗闇の中で、暗の必要性と、明の安心感のあわいを生む灯り。


その光を介し、己の命に気づく時間と空間を用意する。


今自分に内在する周期に添いながら、目指している活動である。


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