口に入れたときのよもぎ餅の香り
噛み続けたときのやさしい甘み
歯にくっつく感触
大きく声をだしたときの胸の痛み
白湯を飲んだときの喉へのぬくもり
器を拭いたときの布のやわらかさ
猫を撫でたときの毛のあたたかさ
うたたねをするときの朧げなる意識
目をあけたときの太陽のまぶしさ
水道水を触ったときの染み入る冷たさ
呼吸をしたときの肩の脱力
未来を想うときの息苦しさと不安
過去を想うときの感情のつよさ
それらを認めるときの余裕と余白
とらわれないときの安心感
これが今日のじぶん
いまを生きていた証
こちら珠洲焼といいます。 12世紀後半から15世紀末にかけて、能登半島先端・珠洲市内でつくられた焼き物です。 戦国時代に忽然と姿を消し、わずかに残された断片から400年の時を経て再び蘇ったもの。 古墳時代中期に大陸から伝わった須恵器の流れを汲んでいると言われています。 釉薬を...
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